白沙村荘、恵文社 | 築紡|根來宏典

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2014年6月12日(木)

白沙村荘、恵文社

続いて「白沙村荘」橋本関雪記念館を訪れました。日本画家の橋本関雪(1883-1945)の邸宅。庭園は、関雪が半生を費やして作り上げたそうです。

 

庭園内に入る前には「潜り戸」が設けられ、わびた趣があります。池泉回遊式庭園になっており、潜り戸に向かう園路に沿って小川が流れております。

足を進めると、茶室に面した寄付「如舫亭(問魚亭)」。茅葺屋根のひっそりとした佇まいで、池泉に迫り出しております。

茶室「倚翠亭(いすいてい)」は、関雪が妻のために作った広間だそうです。池に渡された飛び石に、心踊らされます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大画室「存古楼(おんころう)」の玄関脇から見る園内の風景。園内には、各地から集められた多様な石造美術が配されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

園内の方が「半夏生(はんげしょう)の葉が白く色づき始めたよ~」と教えてくれました。半夏生は、水辺に生えるドクダミ科の多年草。夏至から11日目(7月2日)頃に花が開き、葉が白くなります。今年は早いそうです。半夏生で有名なのは、建仁寺の塔頭「両足院」だとも教えてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて今回の目的地、詩仙堂と曼殊院に向かいます。一路、白川通りを北上。その前に、一乗寺にある「恵文社」という本屋さんに立ち寄り。土間のレンガタイルの目地の埋め方が素敵です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内部にも品の良さが漂っており、素敵です。こんな本屋さんが沢山できると良いですね。