植木 安行 その3 万葉集 水辺 石 | 築紡|根來宏典

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2014年5月22日(木)

植木 安行 その3 万葉集 水辺 石


次に訪れたのは「万葉植物園」。

木陰の中を散策するようで、快適です。
川口先生、村田先生の講義「日陰をつくることの重要性」を聞いた後だったので、
その意味を体感できました。
樹は、日蔭でも活き活きと育つ。あと大切なのは、適度な湿度と風通し。
人間が快適と思う環境は、樹木たちにとっても快適のようです。
補足すると、日本に生息する樹木かどうかの違いもありますね。

園内には「ホタルのせせらぎ」といったビオトーブなんかもあり、
水辺に生息する草花についても学べます。

「たらちねの 母が園なる 桑すらに 願えば衣に 着すとふものを」
ここ万葉植物園には、万葉集に詠まれている約160種の植物のうち、
約120種が植わっているそうです。

植木を活かして、良い庭を作るには、石についても学ばなければなりません。
最後に訪れたのは『松山苑』。
個性的な石が沢山あります。敷石はじめ、沓脱石などなど、、、

砂利にも色々です。白玉石や黒玉石はもちろん、サビ色の砂利なども。
玉砂利の大きさは2分、3分、5分、8分とあり、
これ以上大きな1寸、1.5寸、2寸、2-3寸、5-6寸の玉石は『ゴロタ石』と言います。

黒玉石の『那智黒』と書いてあっても殆どは輸入材ですが、
ここに置いている『伊勢砂利』は全て国産だそうです。
松山苑さんで買った黒玉石を敷き詰めている様子は、コチラ≫

蹲や灯篭なども沢山あります。
私のお気に入りは、写真中央の奥の方にひっそりと置かれた小さい灯篭。
次に来た時まで残っているかな・・・どこかで使いたいな~と(苦笑)

次の授業は6月28日「家具」となります。
家づくり学校第六期開講!の案内は、コチラ≫
中途入学も可能です。

根來宏典