三番町ギャラリーお披露目会(オープンハウス) | 築紡|根來宏典

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2014年3月7日(金)

三番町ギャラリーお披露目会(オープンハウス)


『三番町ギャラリー』お披露目会(オープンハウス)のご案内です。

開催日:3月20日(木)14:00~18:00
場所:東京都千代田区三番町(最寄り駅:市ヶ谷駅)
用途:ギャラリー
述床面積:35.81㎡(25.9坪)
構造:RC造のスケルトン・リノベーション
規模:7階建ての1階部分

ご連絡戴いた方には、詳しい案内をお知らせ致します。
開催日にご都合つかない方には、別途ご案内することも可能ですので、
お気兼ねなくお問い合わせください。
根來宏典建築研究所 E-mail:info@negoro-arch.com / TEL:03-5454-2279

国産木材の素材感を活かした丹精な空間となっております。
天井には10種類の板材が用いられており、実物サンプル帳のようでもあります。
スギ、クリ、カバ、サクラ、ツガ、ヒバといった樹種をはじめ、
幅広のもの、断面形状のユニークなもの。

天井板材の目地棒にはクリ材を用い、ライティングレールとともに、
室内空間の奥行き感を助長しております。

正面の壁の手前がギャラリー、奥が事務局や水廻りになっています。
この壁は、厚さ30mmの北海道産トドマツの3層パネルで、自立しております。
天井板の素材感を惹き立たせるため、黒く着色しました。

左手に見える腰高収納は本棚。こちらも厚さ30mmの3層パネル。
樹種は、建具なので狂いの少ないスギの源平(赤白の柾目)です。

床は、質素にモルタル表しの上、防塵のクリア塗装としました。
もともとは、Pタイルなどが貼られていたものと考えられますが、
モルタル下地の荒々しさ、薄らと浮き出ている目地を魅力の一つとして捉え、
塗装することにより、それらを浮き立たせております。
土足で入るギャラリーですし、魅力的な木材との対比が調和となっていると思います。

こちらの現場を作ってもらった大工さんと家具屋さんと電気屋さんの休憩時間の様子。
何を話しているのかと思いきや、道具の自慢合戦・・・。
本当に仕事が好きなのですね(笑)

合戦の結論は「こんな話、設計屋さんの前でするとマズイぞ」と・・・
「こんな便利な道具持ってると知られたら、その度に現場に呼び出されるぞ」と・・・

いやいや、全くそんなこと考えてませんから(苦笑)
考えていたのは「こんな職人さん達に作ってもらえて出会えて幸せだな~」とね。
こんな職人さん達の手仕事をご覧にお越しください。
代わって自慢させていただきます(笑)

根來宏典