葛飾区で工事中の二世帯住宅の配筋検査に行ってきました。
第2種高度地区という斜線制限のある土地に、3階建ての計画です。
建物高さを抑えるため、1FLはGL+200(一般的にはGL+500程度)に設定しております。
このことは、玄関部の段差を抑えたバリアフリー計画にも繋がります。
この住宅の基礎の特徴は、基礎の立ち上りが外周部だけ。
つまり施工手間が省ける訳ですね。
上の写真で、型枠で囲まれた部分2か所は、一段下がっております。
床下収納を納めるためです。狭い敷地なので、床下も活用します。
基本的には、150ピッチで配筋。
それプラス、応力が沢山掛かる(上からの荷重が大きい)所は、150ピッチで補強しております。
大切なのは、基礎と土台・柱とを繋ぐアンカーボルトが適切な個所に設置されているか。
アンカーボルトのサイズも、いくつかあって、それぞれ埋め込み長さが違います。
建築計画と合わせて基礎を設計すると、その可能性は広がります。
そのため、国で定めた標準通りではなく、個別設計することが大切なのです。