葛飾区の二世帯住宅 配筋検査 | 築紡|根來宏典

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2013年11月12日(火)

葛飾区の二世帯住宅 配筋検査


葛飾区で工事中の二世帯住宅の配筋検査に行ってきました。

第2種高度地区という斜線制限のある土地に、3階建ての計画です。
建物高さを抑えるため、1FLはGL+200(一般的にはGL+500程度)に設定しております。
このことは、玄関部の段差を抑えたバリアフリー計画にも繋がります。

この住宅の基礎の特徴は、基礎の立ち上りが外周部だけ。
つまり施工手間が省ける訳ですね。
上の写真で、型枠で囲まれた部分2か所は、一段下がっております。
床下収納を納めるためです。狭い敷地なので、床下も活用します。

基本的には、150ピッチで配筋。
それプラス、応力が沢山掛かる(上からの荷重が大きい)所は、150ピッチで補強しております。

大切なのは、基礎と土台・柱とを繋ぐアンカーボルトが適切な個所に設置されているか。
アンカーボルトのサイズも、いくつかあって、それぞれ埋め込み長さが違います。

建築計画と合わせて基礎を設計すると、その可能性は広がります。
そのため、国で定めた標準通りではなく、個別設計することが大切なのです。

根來宏典