プロとして一生使える間取りのネタ帖 | 築紡|根來宏典

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2013年7月24日(水)

プロとして一生使える間取りのネタ帖


建築知識8月号が出版されました。

その中の特集『プロとして一生使える間取りのネタ帖』を、
私も活動しているNPO法人「家づくりの会」の建築家22人が共筆しました。
80ページほどの内容です。

私の担当は「外構のタイプ」「2世帯住宅の玄関」といった2つのリード文はじめ、
プランニング・設計のカンドコロ
①建物の配置>矩形敷地×矩形建物>駐車場を広く確保する
②建物の配置>変形敷地×変形建物>変形部分は収納やテラスにする
③外構のタイプ>植栽で外部の視線をコントロール>植栽で近隣環境に配慮する
④外構のタイプ>縦格子で外部の光・風を取り込む>木製ルーバーで近隣境界まで活用
⑤アプローチなしのポーチ>駐車場と兼用する>囲われた光庭をポーチと駐車場に利用する
⑥駐車場の設計>複数の駐車スペースを設ける>さまざまな動線を整理する
⑦2世帯住宅の玄関>和室でつなぐ>2世帯の生活スタイルでつなぎ方は変わる
⑧トイレの配置>スリーインワンにする>仕切りをなくした広々としたトイレ
⑨キッチンの形状>ペニンシュラ型>ダイニングテーブルとつながる
⑩キッチンの配置>中庭と隣接させる>中庭での食事を気軽に楽しむ
⑪LとDのつながり>LとDとKの床レベルを変えて領域を分ける>ダイニングに掘りごたつ設ける
⑫和室の配置>客間としての和室>「異空間」としての和室
⑬寝室の配置>子供室と同階に配置する>公私の空間を上下で分ける
プランニング・設計のお悩み相談
⑭玄関と三和土(たたき)の快適な段差とは?>段差を2段にする
以上、14事例ほど写真とプランを基に執筆させて頂きました。

また恐縮ながら「建築家の品格」と題した、本誌の巻頭言もお引き受けしております。

本特集は、企画の段階から携わりましたので、私にとっては大変思い入れのある一冊。
書店に行かれた際は、是非ご高覧下さい。詳しくは、コチラ≫

『建築知識』と言えば、どちらかと言うと建築設計者向けの専門書図書。
ただ一般の方々にも目に触れていただきたい。
一般紙では表現されない建築設計の奥深さが満載です。
シッカリとした設計者に設計を頼むことの意味を、より深く理解いただけるものと思います。

根來宏典