大井町で工事中の住宅の現場監督に呼び出されました。
「軸組が出来上がり、仕上げ工事に移る前に、現場で設計者としてお考えを確認したい」と。
仕上げの確認ではなく、下地に仕込む仕事の確認です。
この下地に配慮が行き届いていないと、取って付けたような仕上がり・納まりになるのです。
現場に行くと「アレッ?今日は職人さんはお休み?」と聞くと、
「職人がいると、打合せにならないので」と。
あえて、職人さんたちが休みの(休ませた?)日を狙ったようです。
職人さんたちは、勝手に自分たちの作りやすいように工事を進めるのではなく、
現場監督の指示によって工事を進めていきます。
現場監督は、一つの物件に掛かりきりではなく、他の物件も抱えています。
なので、毎日現場に行くわけではありません。
なので、現場監督が現場に行くと、職人さんたちから質問攻めにあうのです(苦笑)
特に一品生産で難易度の高い住宅ほど。
改めて、ココの現場監督は優秀だと思いました。
下手すれば「現場監督が間に入るより、職人に指示してよ」って感じの監督もいますから。
もちろん、そのような現場は、あとあと問題も多い・・・。
上の写真は、打合せの内容を下地に書き込んでいる様子です。
二人っきりで、現場を堪能しました。素晴らしい住宅の完成を目指して。