これから工事をお願いすることになる工務店さんを、建主さんと一緒に訪問してきました。
こちらの工務店さんは、自社で家具や建具を作ることができる工場・工具を持っております。
通常の工務店さんは、家具屋さんや建具屋さんに発注するのですが、
自社で作った方が、安いし、綺麗だし、早いし、と自負されておりました。
もちろん設備投資は掛かるのでしょうが・・・。
そして何よりも大切なのは、大工さんが自分達で作ることによって、
責任感を培うことと、技術の継承に繋がるのだそうです。
私どもの事務所では、家具や建具は、
大工さん、家具屋さん、建具屋さんに手づくりで作ってもらっているのですが、
建材メーカーのカタログから選んだ既製品を用いるハウスメーカーや工務店が多いですね。
ですので、これらを作る職人さんが不足しており、これは社会的問題かと思います。
家電や車といった分野は、工場で作った方が良いですが、
家づくりにおいては、職人さんの手づくりによる現場感覚を大切にしたいものです。
屋根を掛けた屋外空間には、見事な材料が保管(乾燥)されておりました。
倉庫の中には、良質なフローリングなんかも買い溜めされております。
根來宏典