異質な空気感の佇まいに遭遇しました。
近づいてみると???故・清家清(1918-2005)の自邸ではありませんかっ!間違いない!
戦後ローコスト小住宅をリードした建築家で、
元祖ワンルームと謂われるのが、ここ『私の家』です。
10×5mのワンルームの室内は、カーテンと家具で仕切られた空間。
文字通りドアはない。トイレのドアさえも。玄関もない。
小住宅といっても、土地はそれなりの広さがあります。
『私の家(1954)』の後も、同じ土地に『続・私の家(1970)』『倅の家(1990)』
増改築を繰り返し、脈々と成長し続けております。
そして『私の家』の上にはコンテナが載っており、蔦が這い、良い雰囲気。
デザインシステムの表札が。清家清が主宰した事務所が、ここに生き続けております。
中は覗けませんでしたが、庭の手入れは行き届いてる様子。
いつか、中をゆっくり見学させて頂く機会を待ちたいと思います。