続いて訪れたのは、『恵林寺(えりんじ)』です。
まず目にするのは、国の重要文化財『四脚門(赤門)』。
次に、県の文化財『三門』。
これらの門を潜ると『開山堂』。
明治38年に焼失し、再建、築100年と比較的新しい建物です。
素晴らしいのは、国の指定名勝『恵林寺庭園』。
夢窓国師による築庭で、670年余りの時を経た池泉回遊式庭園です。
夢窓国師(1275〜1351)は、後に京都の西芳寺(苔寺)や天竜寺、
鎌倉の瑞泉寺の庭なども手掛けた作庭家です。
散策小路を垣間見る。突き進みます。
小川が流れ、苔とセキショウ(石菖)と石橋に気品が漂う。美しい!
ちなみにセキショウは、渓流などの石の近くに生える菖蒲という意味。
根來宏典