機能と形態が建築と一体に @対岳荘 その6 | 築紡|根來宏典

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2011年9月30日(金)

機能と形態が建築と一体に @対岳荘 その6

2階に上がって、手前がリビング、その奥がダイニングキッチンです。

 

キッチンは家の心臓部。建主さんからの要望は、調理しながら赤城山が見えること。
拘ってオリジナルの特注製作です。
『2.7mのアイランドキッチン』と『3.5mの壁付キッチン』とが2列平行に設置。
天板は、真っ白な人造大理石。扉などの面材は、松の天然木浮造り仕上げ。
『浮造』は、木目の凸凹を浮かび上がらせ、見た目を美しく見せる技法です。

 

アイランドキッチン奥の白い壁に囲われた所に冷蔵庫。
壁付キッチンの手前の茶色い壁に囲われた所は、建主さん希望の卓上食洗機。
ともに使い勝手の良い配置計画とともに、来訪者の目に入らないように壁の裏に。
色だけでなく、機能と形態が建築と一体になるよう、キッチンの設計をしました。

 

置かれている家具は、建主さんと一緒にショールームを廻って選んだもの。
ダイニングチェアは、ハンス.J.ヴェグナーの『Yチェア』。1949年デザインの不朽の名作です。
座り心地は抜群。疲れません。

 

こちらのソファは30cmと低いのが特徴。通常のソファのシート高さは40cm前後。
モダンな家だと後者でOKですが、和モダンだと低い方が落ち着きます。
実際に座って、寝転がって、リラックス感を確認して選びました。
『ローテーブル』や『テレビボード』なども統一して。

 

そしてオリジナルのダイニングテーブル。
サイズは1000×2700。沢山の方々とテーブルを囲んで食事することが出来ます。
ダイニングテーブルのお話は、コチラ≫