次に向かったのは、同じく那須にある『友愛の森』。
こちらは『芦野石』をふんだんに使った建築です。

床に敷き詰められた『芦野石』。大きく取られた目地や窪みには苔が生えております。
『芦野石』は苔が付きやすいのも特徴で、黒ずんだ『芦野石』に緑の苔との色バランスも絶妙です。

続いて向かったのは、鹿沼にある『深岩石』の採掘場。こちらも露天掘です。
移動中のバスから見た眺めですが、
付近の集落と、田圃に張った水に移り込む採掘場の景観が美しい。

『深岩石』の説明は、去年同様なので割愛しますが、この採掘場の摩天楼は圧巻です。
詳しくは、コチラ≫
『深岩石』はあまり知られていないため、見学できる建築事例はあまり有りません。
今年は見学に行きませんでしたが、去年の見学先『横山郷土館』の紹介は、コチラ≫

原石から裁断された深岩石。壁貼り用で、乱張りされるそうです。
厚みも１cmずつ異なり、壁面に凹凸を付けた表情に匠に技を感じます。

根來宏典