特別講座 藤原氏によるDEWS工法 | 築紡|根來宏典

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2011年3月7日(月)

特別講座 藤原氏によるDEWS工法


3月5日(土)、建築家仲間の藤原さんご好意により、家づくり学校・特別講座が開催されました。

1月8日に行われた藤原氏開発のDEWS工法を用いた住宅の第2回目の見学です。
第一回目の様子は、コチラ≫
今回は、内部仕上げ工事の段階を見学。
内部仕上げといっても、この工法は、躯体と仕上げ、
つまり内部と外部の仕上げが同じなので、壁仕上げは殆ど完成といった感じ。
しかし、そこが難しい・・・。
電気や設備の配管の納まり、防水の収まり、開口部廻りの納まり、などなど。

木の暖かみを実感できる住宅。断熱効果の高い『木』の特徴を活かした工法です。

上物の木造部分に気を取られがちですが、基礎は大切です。
壁パネルと基礎を緊結すべく、鉄骨土台の様子です。

屋上に上って、熱弁を奮う藤原氏。
今回の方法の開発経緯や、意図、将来性、普及の可能性。
もちろん技術的な難しさや、今後の課題などなど。

藤原氏のよると、課題は山積みだそうです。
この工法を改善していくため「みんなの意見を聞かせて欲しい」と。
独自の工法を開発するにあたり、独自の世界に入り込むのではなく、
まわりの意見に耳を傾け、オープンな思考で望む氏の向上心に感銘を受けました。

私も独自の工法にトライしたことがあるのですが、それはそれは充実した気持ちでした。
そちらの住宅の紹介は、コチラ≫
問題は、それを引き受けてくれる施工会社、製作工場があるかということ。
初めてのことに手は出したくないというのが、現在の風潮・・・?。
ただ、向上心を持って向き合いたいという面々も少なからず居ます!
これらの意欲を活かすべくには、やはり建築家の熱意と忍耐力、
そしてネットワークが必要だと思います。もちろん建主さんの理解と。

根來宏典