こちらの工場は、設備も充実しております。
上の写真は、丸太を事前選別する機械。
コンピューター制御で、丸太のサイズや、曲がりを測定し、目的別に選別。
良い製品を造るためには、選別が重要だそうです。
こちらは、選別された丸太を、適した製材寸法を自動算出し、粗挽き製材する機械。
写真右手から丸太が入って、左手にカットされた製材が出てきます。
床下には、製材時に剥がれた材が流れています。
おが屑や有機肥料になるそうです。自然からの恵、捨てるところはありません。
こちらは、乾燥施設。木材の品質を安定させる重要な工程です。
温度や湿度、風の流れなどを調整し、人工的に乾燥させます。
こちらは、含水率やヤング係数を測定する機械。
こちらは、製品として出荷される前の品質仕分け作業の様子。
一本一本、人の手によって、チェックするそうです。大変な手間のかかる作業・・・。
木材は、乾燥が大切です。
基本的には乾燥施設による人工乾燥が主ですが、
こちらの工場では天然乾燥材も扱っております。
下の写真は、今年の4月から天然乾燥させている木材です。
良い住宅を作るには、良い材料の供給は不可欠です。
そのためには「植林造林」「伐採管理」「製材加工」「販売流通」が一体となり、
山を守りながら、人間が自然の恩恵を享受することの重要性を
再確認させられた一日となりました。
根來宏典
2010年12月16日(木)