京都庭園視察 その5 芬陀院 | 築紡|根來宏典

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2010年12月8日(水)

京都庭園視察 その5 芬陀院

今回の京都庭園視察は、日帰りツアー。

 

時間があれば・・・『芬陀院(ふんだいん)』に・・・間に合いました!
東福寺の塔頭の一つで、画僧・雪舟が築造したことから、
こちらの庭園は『雪舟庭園』と呼ばれます。
また、鶴と亀を表現した石組みから『鶴亀の庭』とも呼ばれております。

 

写真は、玄関先の様子。内部には、黒いぶしの敷瓦。日本の伝統美です!
敷居を挟んで、御影石が敷かれていました。
人が出入りする痛みの激しい所への配慮。参考になります。

 

 

 

最後に見たかったのは、茶室・図南亭の『丸窓』です。
丸窓を開けて、東庭を見ることに趣を感じますが、
丸窓を閉めて、柔らかな光を感じると、なお一層の趣が増すのだと思います。

 

こちらの庭園は、元禄と宝暦の火災により荒廃し、林泉愛好家から惜しまれていたところ、昭和12年(1937年)に重森三玲によって復元されたそうです。

 

以上、駆け足で周ってきた京都庭園視察でしたが、と〜っても濃密な一日でした。
さてさて、どんな風に設計に活かし、反映されるのか、、、
私にとって、今後の設計活動に大きな影響を及ぼす体験でありました。
今回の視察の成果は、何らかの形で、また発表したいと思います。