武蔵小山で進行中の住宅の『浴室下地』を製作している様子です。
こちらの住宅の浴室は、3階の南の一番良い所に設けてあります。
カメラを構えている位置が脱衣スペース。写真右側はバスコート。
洗濯物を干すのも楽チンです。
開放的で風通しが良く、気持ち良いお風呂となる予定です。
正面のオレンジ色の配管が、バスタブへの給湯。
写真左側には、混合水洗が取り付く金物が二つ設置されております。
こちらの住宅、システム(ユニット)バスとは違い、浴室は在来工法で造っております。
まず下地に12mmの『耐水合板』を貼って、その上に『FRP防水』を塗ります。
ちなみにFRPとは、Fiber Reinforced Plasticsの略で、繊維強化プラスチックのことです。
この上に『保護モルタル』を塗るのですが、モルタルの割れ防止と、
直接塗っても食いつきが悪いので、モルタルの中にはメタルラスという金網を入れて塗ります。
そのメタルラスを引っ掛けるフックが、写真の様にドット状に突き出ております。
さらにFRP防水に砂を吹き付けて、モルタルとの食いつきを良くしております。
保護モルタルが塗られれば『タイル下地モルタル』を塗って、仕上げの『タイル』が貼られます。
真っ白な浴室が完成する予定。楽しみです!
1階では、天井の仕上げが貼り始められております。
こちらは、ピアノ教室なので岩綿吸音板です。
都心での施工ということもあり、近隣への作業音の漏れを配慮し、
窓を閉め切って作業しております。
この時期の蒸し暑さの中での作業、ご苦労様です。
根來宏典
2010年7月9日(金)