根來宏典建築研究所

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2010年2月16日(火)

目黒区役所 市民の憩いの場

目黒区役所に行くのは、気持が良い。

 

そんな『目黒区役所』を少し紹介します。

目黒区役所は、元々「千代田生命本社ビル(1966年)」として建てられた建物で、
2003年より現庁舎として再生し、活用されております。

 

設計は故・村野藤吾。75歳の時の作品。
外観は、アルミ鋳物の格子によって構成されたファサードが特徴です。
幾つかのボリュームが、水盤を囲むように配置されており、
とても気持ちよい建築となっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市民に開放されている休憩スペース。
水盤に浮いているかのように配置された和室です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『目黒十五庭』と呼ばる屋上庭園。名前の由来は、建築家・村野藤吾への敬意を顕すとともに、屋上緑化への『15の思い』を合わせたものだそうです。

 

近年、建築を『ハコモノ』と呼ぶ人が多いのが、残念で仕方ありません。
特に市庁舎の建設には、贅沢ということで建設反対の声が多く、
建てたとしても、本当にハコモノとしての意味しか持ち得ていないのが残念です。

 

市庁舎は、市民の『憩いの場』として認知されることを望みます。
ヨーロッパの成熟社会では、これは当たり前の認識で、だからこそ市庁舎は市民に活用されているし、愛され、街並みに溶け込んでいるのです。