『京都・五条やきもの市』を巡ってきました。五条は清水焼の発祥地。焼物の街として知られ、現在も多くの焼物屋さんが立ち並んでいます。毎年、夏の風物詩として「陶器まつり」が行われていたそうですが、コロナの影響で中断となっています。そんな中。有志がそのような文化を残そうと企画したもの。10の参加店舗では焼物の展示販売を、12の協賛店舗では焼物を使用したサービスが提供されておりました。やきもの市のインスタは、コチラ≫

その参加店舗の内の一つが、建築家仲間の安井正さんが営むcafe gallery & stay『bonon kyoto』さん。建物は安井さん自身が手掛けた京町家リノベ。ギャラリーでは淡路の瓦師・道上大輔さんによる「住まいを守るやきものとしてのー瓦ー」展が開催されておりました。淡路は瓦の三大産地であり、いぶし銀の美しさが特徴的。瓦をはじめ、タイル、レンガ、衛生陶器といった構成要素、さらには茶道具やテーブルウェアといった設えなど、焼物と建築の文化は密接な関係にあり、私自身も惹かれるものがあります。安井さんが淹れてくれたコーヒーがメチャ美味しく、居心地も良く、時間を忘れて話し込んでしまいました。