2015年度日本建築学会関東支部研究発表会 | 築紡|根來宏典

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2016年3月3日(木)

2015年度日本建築学会関東支部研究発表会


昨日は、2015年度日本建築学会関東支部研究発表会に参加してきました。

私は発表者ではありませんが「優秀研究報告集」と「若手優秀研究報告賞」の審査員という役目がありまして。

発表会は、若手だけでもなく、研究者だけでもありません。上の写真は、私と同年代で、
練馬の街づくりに貢献している民間法人勤めの方の発表の様子。
会場の前の方に座って、じっくり拝聴させていただきました。

若い研究者や大学院生の皆さんの研究発表は、凄く刺激を受けますし、
同年代の方の活動報告などを聞くことは、視野が広がります。
私自身も去年は発表しましたが、今年は準備不足でした。

研究とは、知の探究であり、思想確立の場でもあります。
社会に出ると、あまりにも利益追求という現実的な仕組みに絡め取られ、
身動き出来ない状況に直面します。

しかし、自分が自分でいるためには、自身の信念を貫く精神力と、
自己を客観的評価できる思考力が必要です。
私自身まだまだ未熟ではありますが、そういった力を培った場でもあります。

学術的な研究発表の場というと、実務と掛け離れた印象もありますが、
私自身も、この場を通じて育った人間。
研究者の道には進んでおりませんが、今でもこの場に感謝しております。

根來宏典