南方熊楠顕彰館@紀州材産地見学会 その7 | 築紡|根來宏典

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2019年11月27日(水)

南方熊楠顕彰館@紀州材産地見学会 その7

最後に訪れたのは『南方熊楠顕彰館』。熊楠(1867-1941)は、世界の植物学、民俗学に大きな功績を残した人物ですね。建物は、紀州材がふんだんに使われています。顕彰館に隣接して、熊楠が亡くなる前の25年間過ごした旧邸(登録有形文化財)が建っています。400坪の敷地に建つ旧武家屋敷であり、南方植物研究所という熊楠の研究拠点。田辺市中屋敷町にあるのですが、瓦、煉瓦、石を積んだ美しい塀の残る街並みでありました。ちなみに「南方」という地酒があります。常識を覆す美味さ、お薦めです!コチラ≫

 

これにて紀州材産地見学会のレポートはお終いです。紀州材は色艶・目合が良く、強度も優れており、さらには製材や乾燥の技術が高く、首都圏への流通が整っていることが特徴。まちと山を繋ぐ林産地。みかん、梅、柿、備長炭、醤油、漆器、高野山、熊野古道、パンダ、クジラ、たま駅長、、、なども魅力なのですが、私自身、建築設計の仕事に携わっていて、紀州和歌山が故郷であることに幸せを感じています。