根來宏典建築研究所

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2019年11月22日(金)

かつら木材商店@紀州材産地見学会 その4

2日目、紀伊半島の美しい海辺の景色を見ながら南下、向かったのは『かつら木材商店』さん。和歌山県は、スギとヒノキが採れる紀州材の産地なのですが、南の方は、特に良質なヒノキの山々が広がっています。かつら木材さんは、そんなヒノキを取り扱い、関西エリアを商圏としています。製材所に積み上げられた見事なヒノキの丸太。構造材に使われる材も良質なのですが、特に良質なものは枠材や式台などの板ものに使われます。積み上げられた材を見て、使い方を想像すると、ワクワクが止まりません。ここでも乾燥には気を配っています。乾燥させる燃料は、木の皮を活用したバイオマス。木は捨てるところがないと言います。こちらもJAS認定によるグレーディング(木材の含水率、強度を測定して表示)のできる製材所。製材所だけでなく、プレカット工場も持っています。きめ細かな対応ができる工場と、量産型住宅向けの大きな工場。見学させて頂いたのは後者。高速道路の橋桁を作っていた鉄工所の跡地を活用。幅40m×奥行き184mの工場は、圧巻のスケールでした。

 

ちなみに今夏にお引き渡しをした『紀州の家』で使った構造材のヒノキは、こちらの製材所からお取り寄せ。

プレカットは和歌山市内の宮本工業。その際の紀州材とプレカットのお話は、コチラ≫

住宅設計者には林業家、製材所、プレカット会社らとの協働が重要であり、顔の見えるネットワークの在り方に意義を感じます。

それが住宅設計者の強みであり、楽しさなのだと思います。