根來宏典建築研究所

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2019年11月21日(木)

海椿葉山@紀州材産地見学会 その3

一日目、最後に向かったのは紀州奥白浜椿温泉にある『海椿葉山』。海を見下ろす岸壁に建つ客室数6室の小さな宿。その日の夜の宿泊先です。海に夕日が沈むタイミングで伺うことができました。

 

紀州材が使われ、大阪の建築家・竹原義二先生が20年前に手掛けられた建物。その竹原先生に来てもらい、講演をしてもらうという特別企画。テーマは「木造屋根架構の可能性」。竹原先生がこれまで手掛けて来られた独創的な木組みの事例を通して、その試みを乗り越える技術と思想をご教示いただきました。また「この建物が古びないのは、屋根が大切、商業建築ではないこと」と言うことにも強く共感し、信念をもって邁進する勇気を頂いた次第です。建物オーナーも、竹原先生に設計をお願いして、本当に良かったと笑顔が溢れておりました。今回の見学会では、泉幸甫校長も参加。竹原先生とは旧知の中。共鳴するお二人の世界観にすっかり魅了された面々でした。

 

私自身が竹原先生と面識を持ったのは5年前。家づくり学校が日本建築学会教育賞を頂いた授賞式の時。私にとって竹原先生は憧れの存在であり、雲の上の人。小心者のワタクシメは、その時は恐縮してお近づき出来ませんでした。と言いますのも竹原先生は、私の師・古市徹雄先生と海外を一緒に旅行するほどの仲。師の友と気軽にお話なんて滅相も御座いません。なのですが、今回は竹原先生の方から気軽に接して下さりました。湯船に肩を並べ、海を眺めながら語り合う二人の時間と空間に感謝。教育賞受賞時のお話は、コチラ≫