根來宏典建築研究所

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2019年11月19日(火)

伸栄木材&新庄小学校@紀州材産地見学会 その2

貯木場を後にし、向かったのは製材所『伸栄木材』さん。一枚目の写真は、平角ツインバンド生産システムという加工ライン。従来の製材機の数倍の能力を備えています。材の中心には赤いレーザー光線、梁のワイドに合わせた緑色のレーザー光線に沿って丸太が削ぎ落されていきます。2枚目の写真は従来の製材機。ツインバンドでは、大径木や長物の製材が出来ないので、こちらを使います。人が付いて丁寧に製材。それにしても見事な材が製材されていました。ハイテクとアナログを併用した製材所といった所に好感が持てます。木材の品質には、乾燥工程が重要。こちらの製材所では、柱や梁は高温乾燥、枠や羽柄材などは中温乾燥を行っているとのこと。こちらは全国にまだまだ少ないJAS認定によるグレーディング(木材の含水率、強度を測定して表示)のできる製材所。強度測定には、曲げ強度を計る方法と、打撃強度を計る方法があり、前者は手間が掛かり、後者は量産向き。ここの工場では前者を採用。

 

 

伸栄木材さんの後は『田辺市立新庄小学校』に向かいました。平成28年度に完成した紀州材をふんだんに使った学校事例の見学です。

構造設計者は、家づくり学校1年生の授業にゲスト講師としてお招きしている山田憲明氏。山田先生の授業のお話は、コチラ≫

当初はRC造の校舎を耐震改修をする計画だったそうですが、紀州材の産地である地元からの強い要望、寄付金があり、木造校舎が実現したそうです。

長い歴史を有する学校で、昭和21年の南海地震においては津波の被害に遭われ、高台移転された学校。様々な思いに耳を傾けてきました。