山林・伐採現場@紀州材産地見学会 その1 | 築紡|根來宏典

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2019年11月18日(月)

山林・伐採現場@紀州材産地見学会 その1

先週のこと、家づくり学校4年生の特別授業で紀州材産地見学会に行ってきました。飛行機の不具合により出発が遅れ、到着が1時間近く遅れました。行程では、山長商店さんの管理が行き届いた素晴らしい山林を見せてもらう予定だったのですが、断念。伐採現場からのスタートとなりました。こちらは皆伐の現場です。

 

切り倒された木はワイヤー架線によって土場に運ばれるのですが、そもそも架線をどうやって張るのでしょう。。。一昔前は人が山肌を歩いて引っ張ったり、鉄砲で飛ばしていたそうですが、最近はドローンを使うようになったそうですよ。土場ではプロセッサ(ショベルカーの様な車体)が大活躍。木の枝払い、測尺、玉切を連続して行うことができる優れもの。スケールの大きな現場ゆえ、架線に吊り上げられた木は細く見えるのですが、近くで見ると柱として使うには十分な太さ。4寸角柱であれば、18~20㎝だと歩留まりが良いそうです。この辺りは良質なスギとヒノキの産地。

 

見学できなかった山長さんが管理する素晴らしい山林のお話は、コチラ

また、こちらは山長さんが管理している伐採現場なので、切り倒された原木は山長さんの製材所にそのまま持ち込まれるのですが、一般的には原木市場に持ち込まれます。今回は時間の関係で市場に行く行程は組めませんでしたが、ご興味ある方は、コチラ≫

 

山の見学の後は、田熊貯木場に移動し、ランチタイム。丸太のテーブル、丸太のベンチに座って。ベンチの小口には「本宮」とチョークで書かれていますね。世界遺産にもなっている熊野本宮大社がある地区で伐採された原木。ちょっと贅沢で、縁起のよい設えで御座いますね。