建築家のなすべき仕事 | 築紡|根來宏典

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2019年8月26日(月)

建築家のなすべき仕事

昨日は、大阪の三澤文子さんをお招きし、家づくり学校の特別公開講座が開かれました。定員を遥かに超過。公開講座ということで、家づくり学校の受講生以外の参加者も多かったように思います。講座のお知らせは、コチラ≫

 

『建築家のなすべき仕事~三澤文子、自分を語る』。これは学校側から要望したテーマなのですが、三澤さんは気に入らなかったのかもしれません。それが反って良かったようにも思います。何故かと言いますと、三澤さん自身は、これまでの建築家もしくは建築家教育に疑問を抱きつつ、その疑問と対峙し、実践の中で自己を確立してきた方だからです。その疑問へと至る過程、それを乗り越えるための実践方法を語るため、建築の設計を志したところから紐解きつつ、三澤さんが常々考えている日本の「建築家」という存在について、ご自身のスタンスの表明が聞けたように思います。

 

 

講演の後は、家づくり学校の受講生を代表した4名にも登壇いただき、三澤さんに質問をぶつける時間。質問に対する回答が実践的ゆえ明解、本音ゆえ厳しさと優しさが交じり、身に染みいる思い。質問者のみならず、聴講された参加者にとって、その先にある一筋の光が垣間見えるお話だったように思います。ありがとうございました。