1964東京オリンピック跡地 | 築紡|根來宏典

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2019年6月25日(火)

1964東京オリンピック跡地

先週末は、私も理事として活動しているNPO法人『家づくりの会』の総会。理事会は毎月あり、千代田区三番町にある「家づくりギャラリー」で行っています。総会は年に一度、外に出掛け楽しく行っています。今年は渋谷区代々木にある『国立オリンピック記念青少年総合センター』をお借りしました。1964東京オリンピックの選手村の跡地に作られた大規模な施設群。設計は坂倉建築研究所大阪事務所。1995年に一期工事が竣工、2001年に全施設が竣工。2020東京オリンピックの跡地利用、考えさせられますね。賛否両論が出るのでしょうが、こちらの施設群は青少年に学習と体育活動の場を提供するという意味において、とても良い環境になっているように思います。

 

家づくりの会は、1983年に設立された老舗建築家集団です。これから家を建てたい人と建築家を繋ぐ場所として、また建築家としての相互研鑽、より良い住環境をつくるための啓蒙活動の場として誕生し、今年で37周年を迎えます。住宅設計を得意とする個性豊かな40数名の建築家と事務局員で構成され、40歳代から70歳代までの住宅設計者の集団になりました。この会の出会いから生まれた住まいは、700軒を越えます。最大の特徴は、建築家が自ら集まり自ら運営している会ということ。

 

講座事業としては、家づくりを考えている方々に理想の建築家と出会える機会を設け、家づくりに関する様々な講座やセミナーを開催したりしています。

 

相談・紹介事業としては、建築家自らがボランティアとして毎日交代で無料設計相談に対応し、家づくりカフェ(月一回、家づくりのテーマを決め少人数制で建築家に相談できる場)などの活動や、会の建築家の建てた住宅の内覧会も随時開催し、皆さんに体感していただけるようになっています。

 

人材育成事業としては、当会の住宅設計に実績のある建築家が講師となり、住宅設計を志す方々に向けて『家づくり学校』も開校し今年で11年目になります。日本建築学会賞を受賞するほどの高い社会的評価も受けています。詳しくは、コチラ≫

 

研究発表事業としては、設立時より設計や素材、工法についての探求を続け、社会の信頼に応えられるよう常に設計能力の研鑽を続けています。木の研究会「KINOIE SEVEN」、省エネ研究会、リノベーション研究会、移住研究会、まちいえ東京、大規模木造研究会といったニーズを捉えた活動も行っています。

 

出版事業としては、この会でまとめた住宅関連本も数十冊になりました。これまで出版された書籍の案内は、コチラ≫

 

住まい手や設計者一人ひとりの違いを大切にして、建て主ご家族のためのオリジナルな家づくりと住まい方まで全力でご提案し、環境や街並に配慮した住宅設計の仕事を日頃から心掛けている建築家集団です。家づくりの会のことを詳しく知りたい方は、コチラ≫

 

NPO法人の総会ですから、これらの活動に対する事業報告承認、会計報告承認、事業計画承認、予算案承認、新理事選任といった議案が審議されます。冒頭で「外に出掛けて楽しく行っています」と言いましたが、楽しいばかりではありません、、、けっこう真面目に行っているんですよ。