根來宏典建築研究所

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2019年6月11日(火)

有斐斎弘道館

江戸中期の儒者・皆川淇園(1734-1807)の学問所址が京都御所の西側にあります。そこに建てられた数寄屋。明治後期に建てられ、昭和初期にかけて増改築されたもの。2009年、マンション建設による取り壊しの危機に遭っていたところを、有志によって一時保存。現在は、新たな学問・文化サロンの場として、茶事や各種講座を催しているそうです。「どうやって、ここを知ったの?」と、、、存在をあまり知られていないようで、近隣の方々ですら認識されていないのだとか。維持していくのは大変なことだと思います。10年前は荒れ果てており、ジャングルのように樹木が生い茂っていたそうです。裏庭の整備には未だ手が回っていないそうで、この日も手入れの最中。そんな様子を垣間見つつ、露地や建物を再生していく姿に感銘を受けました。「文化財に指定されているわけでもなく、普通の日本家屋」と謙遜しているようですが、素晴らしい露地と数寄屋だと思います。美味しい茶菓を戴きながら、幸せ感じる時間を過ごさせていただきました。