根來宏典建築研究所

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2019年2月4日(月)

体験的に構造を学ぶ(完)

2月2日(土)家づくり学校「特別構造ゼミ」8回目となる最後の授業がありました。

 

この日は耐力壁の役割のお話が中心。壁量計算は床面積と風圧力から割り出されますが、そのカウント方法が理解できていない設計者が多いようですね。吹抜は?バルコニーは?庇は?ロフトは?つまり単純な床面積という考えでは実態にそぐわない。また建築基準法と品確保法とで必要壁量の考え方は異なります。そういったことを理解できていない設計者も多く、ややこしい話を分かり易く解説して下さいました。

 

また近年の木造住宅において、柱と土台・梁との接合部の設計は重要なこと。その際にN値計算というのを行うのですが、その解説とともに演習問題も準備。本当に理解できているか、各自に解いてもらうことによって確認した上で、アンカーボルトの役割を解説いただきました。

 

さらには床組の役割と設計のポイント、小屋組の役割と架構形式までの話を終え、今期の授業は完了しました。前回までの授業の様子は、コチラ≫

 

さてさて最後は授業を通して各自がチャレンジした軸組模型の講評会。建築計画は皆一緒なのですが、その空間を成立させる構造計画は各自のオリジナル。それらを並べて山辺事務所のお三方が審査し、優秀賞3点を選びます。優劣はつけにくいようですが、評価の基準としては構造的な力の流れが綺麗なものをお選びになったそうです。

 

月1回×8回、14:00~18:00の4時間、山辺事務所のお三方も受講生の皆さんも大変だったことと思います。また課題を考え、意匠設計者の視点による構造的指導をしてくれた泉校長、裏方を支えてくれた工藤さんにも尽力いただきました。「体験的に構造を学ぶ」という挑戦的な課題は、一丸となって乗り越えられたように思います。

 

そしてですね、、、あまりに充実した内容だったので、山辺先生に来期もお願い出来ますか?

と相談したところ、喜んで引き受けてくれました!

ただし今期の20名は多過ぎるで、来期は15名に。より充実した指導が受けられることと思います。

本ゼミは家づくり学校の在校生・卒業生が対象。既に募集をかけたところ、あっという間に定員が埋まってしまいました。

 

家づくり学校では、来期1年生の受講生募集が始まっております。

募集前から10名ほどの問い合わせが届いています。先着順です。お申し込みはお早めに。詳しくはコチラ≫