軸組を自在に操る | 築紡|根來宏典

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2018年12月26日(水)

軸組を自在に操る

X’masムードをよそに、家づくり学校「特別構造ゼミ」7回目の授業がありました。

 

体験的に構造を学ぶという課題に立ち向かってきた受講生たち。そもそも構造が解らないから受講しているのだと思われますが、楽しみつつも、気付けば構造に対する理解力が高まっていることを感じ取っているのではないでしょうか。。。

前回までの授業の様子は、コチラ≫

 

軸の組み方には多様性があり、力の流れを読み取ることにより、
軸を操る直感力が付いてきたことかと思います。

ところで本当に理解できているのか、、、それは応用へと展開できる理解なのか、、、今回の授業は、そういったことがテーマだったように思います。

 

 

軸の組み方によって、梁一本一本への負担が変わってくるのは当然のことですが、

スパン、床の負担幅、選定材のヤング係数、たわみ目標などの設定から自在に梁成を求めれるようになれば、合理性や現実性はもちろんのこと、求める空間の美しさと合わせて設計検討できるようになる訳ですね。

 

そういった力が付くように演習を交えながら解説してくれる山辺豊彦先生。質疑に丁寧に応え、一人一人の理解力を高めてくれる山辺事務所の馬場先生と櫻井先生。軸組の基礎知識に始まり、見落とされがちな仕口の断面欠損やめり込みの考え方まで。

 

本ゼミ、残すところ、あと一回となりました。

お三方の熱心な指導のお蔭で、楽しく達成感のある授業となっております。