川上から川下まで@木材その3 | 築紡|根來宏典

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2018年11月22日(木)

川上から川下まで@木材その3

続いて訪れたのは、国の登録有形文化財『清閑亭』です。

 

明治39年に建てられた黒田長成侯爵の別邸。
平屋と2階建ての家屋が雁行して連なる数寄屋造り。

晴れた日、2階からは真鶴半島、大島、相模湾、箱根山が一望できるロケーション。

 

内部の板絵襖、欄間、網代天井、鏡天井といった優れた意匠を拝見。

 

 

 

 

 

 

天気に恵まれ、清々しい一日。

散歩がてらに、小田原城内に位置する報徳二宮神社の大鳥居も見学。

そう!午前中拝見させてもらった辻村さんの山で切り出された樹齢280年の柱です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に訪れたのは木の専門店『竹広林業』さん。

 

一日かけて木材の川上から川下までを見学してきたのですが、まずは古川先生によるその流通と役目に関する講義。そして竹広林業の高木さんを中心に意見交換が進行。

 

今回の見学会には、小田原市役所の農林振興係の方々も協力下さいました。

林業関係窓口は、県単位では持ち合わせているものの、一般的に市町村単位ではありません。そういった意味でも、小田原市の林業振興に対する意識の高さが伺えます。

 

全体的な感想としては、川上から川下までの連携、官民一体となっての取り組みが好印象。首都圏近くに、こんな産地があることが嬉しく、また足を運びたく思います。