もう一つ「漆喰磨き」という技法にチャレンジ!
漆喰に顔料を混ぜて、鏝で磨き上げます。
顔料は、イタリアのメーカーが出している天然無機顔料。
天然の黄土を焼成して色を調整した天然素材。高級品です。
ヨーロッパの歴史的な建築やフレスコ画の修復にも使われている顔料で、
色がばらつきにくく、大きな面を塗るのに適しているそうです。
ワタクシメは、ニコグリーンをいう色を混ぜました。抹茶ソフトのようですね(笑)
ポイントは顔料をよく混ぜること。そして薄く塗ること。
後は何度も何度も鏝を走らせます。と簡単に言いますが、これが難しい、、、
鏝にも奥の深い世界がありますね。
大きなもの、小さなもの、角ばったもの、尖ったもの、
硬いもの、柔らかいもの、、、、
さてさて最後は、品評会。
みんなの「掻き落とし」と「漆喰磨き」を並べてみると壮観。
それぞれに個性が表れ、華やかですね。
左官の世界に、すっかり魅了される一行。
こちらは、ワタクシメの作品。作品と呼んで良いのかしら、、、
建主さんにお見せして採用してもらおうと、真剣に塗りました。
左が掻き落とし。白い砂の中に黒いダイヤが浮かび上がるように仕立てました。
右が漆喰磨き。ちゃんと光っていますね。秘色という色が好み。コチラ≫
家づくり学校の左官の授業には毎回参加しているので、
私の事務所には何種類かのパネルがあります。興味ある方は、見に来てください。
もちろんプロの方は、こんなレベルではありません。まずは左官の世界を知ること。
実際の仕事としては、腕利きの職人さんを御紹介いたします。