子規庵 | 築紡|根來宏典

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2018年7月24日(火)

子規庵

正岡子規の旧居『子規庵』が台東区根岸にあります。

 

明治27年に移り住み、明治35年に他界。その後も母と妹が守り続けた住まい。

昭和20年に空襲で焼失したそうですが、昭和25年にほぼ当時のまま再建されたもの。

 

こちらは子規の書斎であり、病臥しながら文学の近代化に尽くした6帖の和室。

友人の夏目漱石、森鴎外、与謝野鉄幹らも、この家を訪れたそうです。

座机の一部は、不自由だった左膝を立てたまま入れるために切り欠かれています。

 

窓の向こうには、たわわに実った糸瓜(へちま)の棚。糸瓜の句三句を絶筆として、生涯を終えたそうです。子規が見た景色が、今なおここに残っておりました。