根來宏典建築研究所

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2018年6月28日(木)

日陰だからこそ

次に訪れたのは、一輪草自生地「万葉植物苑」。

 

万葉集に詠まれている約160種の植物のうち、約120種が植わっているそうです。

川口先生が伝えたいのは、この薄暗い光景。

日当たりが良ければいい訳ではなく、植物は日蔭でも活き活き育つということ。

 

大切なのは、適度な湿度と風通し。

苑内は、そのための手入れが上手にされています。

都心で、これほど植生豊かなところはないかと思われます。

 

 

 

こちらの苑内にはビオトーブ「ホタルのせせらぎ」があります。
水辺に生息する野草や下草たち。

この瑞々しさは、太陽燦々と浴びる環境では見られない光景です。

 

高木の葉が重なり、足元に陰をつくる。

そこに爽やかな風が流れ、活き活きとした下草が育つ。それが自然の生態系。

植物には、それぞれに適した環境があるということ。

 

近年の住宅事情として、日当たり悪い住まいも多いかと思います。

でも日陰だからこそ、美しいお庭をつくることもできるということですね。

人間が快適と思う環境は、樹木たちにとっても快適なのだと思います。