根來宏典建築研究所

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2018年6月12日(火)

サンプルが欲しくて足を運ぶ

現在計画中の住宅で、建主さんに『漆和紙』を提案しました。

 

たいへん興味を持ってくれたので、早速、サンプルを取りに行ってきました。

わざわざ足を運ばずとも「取り寄せ」ればいいんじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、この素材は「取り行く」必要があると思っています。

 

和紙に漆を塗ったものなのですが、和紙の繊維は一律ではありませんし、その和紙への浸透具合や漆の厚みによって、一枚の紙の中でも様々な表情があります。また時間とともに透明度が増し、色が明るくなるので、サンプルといっても一律ではありません。ですので、建主さんに魅力が伝わるカット部分が欲しく、サンプルを選びに足を運ぶわけです。

 

逆にいえば、サンプルと同じものが現場に納まるわけではないことにも注意が必要。

同じ品番を言っても、どれ一つとして同じ紙はありません。

また同じ一枚の紙の中でも場所によって表情が異なるため、小さなカットサンプルではイメージの相違が生じてしまいます。

それがこの素材の魅力を惹き立たせている要因でもあり、それを前向きに捉えることができなければ扱いにくい素材なのです。

 

この漆和紙をつくる斎藤さんとの出会いは、コチラ≫