根來宏典建築研究所

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2018年6月6日(水)

手動式エレベーター、現役です。

昨日お話した『旧銀座アパートメント』で特記すべきこと。

 

民間住居において、日本で初めてエレベーターが設置された建物なのです。
全体的なつくりもそうなのですが、これが屈指の高級マンションと呼ばれる由縁。

 

手動式のエレベーター、今も現役です。メンテナンスの良さが窺えますね。

タイルも剥がれ落ちれば、それをサンプルに、

それと同じように焼いてもらっているのだそうです。

 

 

 

 

アナログなインジケータ―(停止階表示)、レトロ感を醸し出し、素敵です。

1階と3階~6階は同じデザインなのですが、2階(右)と7階(左)は異なるもの。

 

7階は増築したため???2階は壊れて取り換える時に節約したのかな???

と想像が膨らみます。

 

 

駆動部や籠は新しくなっていますが、扉は今も手動のまま。

 

呼釦を押すと、ゆっくりと上から籠が下りてきます。

籠が到着し、待つこと、、、「あ、そうか」手動だった、、、

 

女性や高齢の方には、ちょっと重いかもしれませんが、

そのインダストリーな重量感が手にしっくりくる感じ。

 

 

 

 

 

籠内側の様子。

目的階に着いて待つこと、、、「あ、そうか」手動だった、、、

 

黄色い蛇腹の網を手で空けます。

引き込み側、手が挟まれないように枠を切欠いているのも良い感じ。

 

 

 

 

 

 

 

扉は2重になっており、乗り場側の扉も手動。

くの字になったハンドルを下に下ろせば、扉は左にスライドします。

このアナログな機構もいい感じ。

 

『下りる際は「黄色の内側の扉」と「外側の扉」を必ず閉めて下さい』との張り紙。

このルールを守らないと、他の利用者の迷惑に。閉めるのも手動ですので。

 

閉め忘れると、一分後にブザーが鳴り響きます。

のんきに写真なんて撮っていたら、恥ずかしいことに、、、

 

ワクワク、ドキドキの楽しいエレベーターなのでした。