根來宏典建築研究所

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2018年3月19日(月)

見える視線と、見えない視線 @縁の繋がる家 その11

親世帯の和室から見た縁側の様子。

 

縁側が雁行しつつ奥に伸び、対岸には子世帯の和室を臨むことができます。

和室は向かい合いつつも、両世帯のLDKは、その配置が雁行しているので、

お互いの視線がズレ、暮らしの様子が窺い見えない構成になっています。

 

軒先には樋を設けず、雨水は軒先から垂れ流し。

近隣には樹木が多く、樋を付けても、すぐに葉っぱが詰まってしまうので。

雨落ちの位置には雨水を浸透させることとともに、

水跳ねを防ぐための砂利を敷いています。

 

その砂利と芝生との見切りには、瓦の小端立て。

エッジを設えるという意匠的なこともあるのですが、

芝生の根の広がりを抑える役割も担っています。

 

デッキ材は、薬剤を一切使用することなく、耐久性を高めた国産杉を使用。

埋木(うもれぎ)のような気品、温かみがあって、柔らかく、

優しい手触りと足触りの素材です。

 

お庭には、お母さま好みの枝垂れ桜を植えています。