根來宏典建築研究所

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2018年3月7日(水)

キッチンの正面に階段を @縁の繋がる家 その6

天井の仕上げは「板張り」。

 

素材は、無垢の栂。節がなく(少なく)、年輪の幅が狭く、肌理は密、

淡い褐色の白木で、赤身と白太の源平がハッキリし過ぎず、

優しい風合いでありながら、針葉樹の中では重硬なのが特徴です。

 

奥さまの要望で「キッチンの正面に階段を」と。

子どもたちの動きが見やすいということもあるのですが、

階段の稲妻形状が好きなのだそうです。

 

その形状を美しく見せるのとともに、手摺もこだわっています。

 

 

スチールのフラットバーと丸パイプを曲げたり、溶接したもので、

鉄骨屋さんの手づくりです。もちろんオリジナル。

 

簡単に作ってそうに見えますが、けっこう難しいデザインなんですよ。

部材を太くしたり、増やしたりしては、野暮ったくなってしまいます。

部材を細くしたり、少なくしては、揺れてしまうことも。

何より安全第一です。そのさじ加減が難しい。

部材の太さ、支柱距離、溶接長さの確保も考えないといけません。

重厚さと繊細さを併せ持たせたデザインを心掛けました。

 

この写真は下塗りの錆止め塗装の状態。この上にマットな黒い塗装を施しています。