子世帯のLDKには、薪ストーブがシンボリックに鎮座しております。
薪ストーブに視線が向かう空間づくりになっているのですが、
おのずと薪ストーブ背面の壁も重要な存在になってきます。
その壁面に、そう、横井さんのタイルを、和田さんに貼ってもらいました。
根來事務所では、すっかり定番になった素材。
建主さんも、かなりこだわって採用してくれました!
手づくりでタイルを焼いてくれるタイル屋さん。
オーダーメイドなので、タイルの色、目地幅、目地の色、貼り方などは自由。ただ、かなりクセのあるタイルですので、誰でも簡単に貼れる訳ではありません、、、
自然の素材を使って、手づくりで作るのですから、タイル一枚一枚に個性が出ます。ゆえに均一ではなく、それを貼る職人さんの技術力も必要。
なので材料だけの発注はできず、材工共でしかお引き受けできません。ちなみに、ショールームやカタログもないタイル屋さんなのです。
今回は、ブルーグレイのタイルを横方向に乱貼り。目地の色はベージュ。サイズは2丁掛け(60mm)を使わせていただいております。
私自身においては、手作りの痕跡を残す家づくりを心掛けています。
家具や建具といった木にまつわる部分は、イメージしやすいと思うのですが、タイルの世界にも手づくりというものが存在するのです。
写真だと、その魅力が伝えられないのが残念ですね、、、
こちらの薪ストーブの特徴は、フロントガラスが大きいこと。
極めて透明度の高いセラミックガラスを採用しており、炎がより大きな面積で、より美しく見ることができます。
庫内も大きなサイズなので、薪が沢山入り、火持ちがよくパワフル。焼き芋はもちろんのこと、鍋ごと放り込んだ料理も楽しむことができます!
薪ストーブの下には、耐熱強化ガラスをフローリングと同ヅラで納めており、お掃除もしやすい。
そのガラスの下にもフローリングを敷き込んでいるので、違和感なく、すっきりとした見た目に仕上がっております。