6次元とは、こういう感覚か | 築紡|根來宏典

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2018年3月5日(月)

6次元とは、こういう感覚か

私が注目している出版社・ユウブックスより、楽しい書籍が発行されています。

『写真のなかの江戸-絵図と古地図で読み解く20の都市風景』金行信輔著

 

著者は江戸の都市政策と建築に関する研究で博士号を取得されている都市史研究家。

まず江戸の写真がここまで鮮明な画質で残っていることに驚くことから始まります。

そして著者のバックグラウンドあってのことですが、写真という2次元の媒体から、ここまでの多次元な情報が読み解けるものなのか、、、と。新鮮な感覚です。

 

ブラタモリという番組がありますよね。仮想を立て、古地図などを読み解き、CGを使って3次元動画に復元する流れがありますが、こちらは現実を映し出している写真を基に、江戸のリアルな社会構造やマニアックな世界に惹き込まれるのです。

 

 

先日、ユウブックスの発行者である矢野優美子さんにお声がけ頂き、

その書籍のトークイベントを傍聴しに行ってきました。

 

場所は、荻窪にある「6次元」という名のブックカフェ。看板はなく、必ず迷います、、、古い建物をリノベーションした、かなりマニアックなお店。

線路脇に建っており、電車が通るたびに揺れるような佇まい。

 

マニアックな書籍に囲われ、傍聴者は満席。というか、キャパオーバーでしょ。

なのですが、、、本書の内容とも相まって、タイムスリップしたような感覚に。

6次元とは、こういう感覚なのでしょうか、、、

 

 

 

本書は、矢野さんが立ち上げたユウブックス発行の第3弾になります。詳しくは、コチラ≫

第1弾「リノベーションプラス―拡張する建築家の職能」について、

建築家の青木淳さんが『自分が楽しいと思うことの先に「仕事」がある。先に「建築」があるのではない。』

という興味深い書評を書かれています。興味ある方は、コチラ≫