奥さま曰く「私、海が好きなんです」と。
海を連想させるアイテムが、室内外に散りばめられています。
アプローチの両サイドには、シーサー。
左手の塀には「花ブロック」。沖縄特有の幾何学模様の穴あきコンクリートブロック。強い日差しを遮りつつ、風を通して暑さを凌ぐように育まれた沖縄の風土ある伝統です。沖縄より船便で取り寄せました。
塀の向こうは、7台分の駐車場。土地を分割し、近隣の方々に御貸ししています。
もともと、駐車場として使われていた土地を手に入れた経緯もあり、
継続して必要な台数分を確保し、計画を進めました。
アプローチの両脇には、ヒメシャラ、ジューンベリー、赤ドラセナ、コンフーサ、
グランドカバーとしてのハーブ、垣根としてのシルバープリペットを植えています。
「シャラ」は、お子さんの名前の候補にも上がったお気に入りの樹。
「ドラセナ」は幸福の木とも呼ばれ、玄関に飾ると幸せが舞い込んでくるそうです。
観葉植物としても人気の常緑樹。一般的には緑色なのですが、こちらは赤。
熱帯地域が原産だけあって成長が旺盛。
地植えするには心配なのですが、こちらは成長の遅い品種なのです。
飛び石の先には、おじいちゃんが大切にしている畑や、
裏手にある祖父母が住む実家への抜け道になっています。
玄関は二世帯で共有。
アプローチの仕上げは、根來事務所の定番「深岩石」。
「大谷石」に似ていますが、味噌が少なく、圧縮強度が高く、
吸水率が低いのが物質的特徴。
「十和田石」と同様、濡れると青みを増し、雨の日こそ趣を感じる素材です。
こちらの石のお話は、コチラ≫
くの字に曲がって玄関に向かいます。