根來宏典建築研究所

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2018年1月31日(水)

都心でありながらも開放的な広がりを @焼杉に包まれた優しい木の家 その10

寝室から階段側を見返した様子です。

 

中庭に面した窓は、全開するとサッシが全て袖壁に引き込まれる大開口。

寝室と中庭、さらには吹抜とが一つの空間として一体になり、

プライバシーを気にすることなく、都心でありながらも開放的な広がりを感じます。

中庭は、寝起きのコーヒー、休日のブランチ、就寝前のお酒の時間を楽しめる空間。

 

廊下の幅は少し広くしており、廊下というよりもギャラリー的な空間です。

そこに添えられたご主人のチェロ。

ずっと仕舞い込んでいたそうですが、飾ってみることに。

インテリアとしても素敵ですが、出しておくと自然と弾いてあげるだろうと。

チェロの音色が、吹抜を介して家中に響き渡ります。

 

寝室とギャラリーは、引戸で仕切ることができますが、開け放しで生活しています。

開けておくことによって、広がりを感じるだけでなく、夏場は風通しがよく、

冬場は一階床下の蓄熱式床暖房の恩恵を受けることができるのです。

 

構造用合板を使っていないというのも、この住宅の特徴です。

近年における住宅の耐震化においては、

床や屋根の水平構面に構造用合板は欠かせない存在。

 

その水平構面を確保できる素材として採用したのが、

厚さ30mmの信州産カラマツの3層パネル。表裏共に仕上げとして使える美しさ。

フローリングを敷くとモッタイナイので、床と天井を兼用させた一発仕上げ。

大工さんが気を使いながら丁寧に施工して下さいました。うん!美しい!