宇都宮で家建てるなら | 築紡|根來宏典

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2016年2月23日(火)

宇都宮で家建てるなら


今日は、宇都宮出張。

最近、力を入れているKINOIE SEVENの活動です。
キノイエセブンがつくる木の家は、製材所や材木商、工務店など、
さまざまなプロフェショナルたちの技や経験、想いに支えられています。
そんなプロフェッショナルたちをキノイエセブンの建築家がレポートする連載企画のため。
キノイエセブン発足時のお話は、コチラ≫

今回の私の役目は、宇都宮の工務店・K建築を紹介するための取材です。
場所は、その工務店が建てたショールーム。手づくり感満載の住宅でした。

アプローチは、宇都宮産の大谷石。豆砂利洗い出しの階段を上がると玄関。玄関ドアは既製品ではなく、建具屋さんの製作。落ち着いた外観に、しっくりと馴染んでいます。
大谷石のアプローチには、お客さんを招くために水が打たれていました。
社長奥さまの心遣いです。

構造材は、栃木県産の八溝杉。
フローリングも栃木県産の八溝杉。全て無節。厚さは30mmもあるそうです。
どおりで歩き心地が良いわけです。

取材内容を、ちょっと速報。
社長はずっと笑顔。取材よりも、掛かってくる電話の方を優先するような方です、、、

ショールームは、奥さまの心遣いを感じる設え。
社長は満面の笑みで「俺、なんもできないからな~」と。
建築家仲間曰く「あそこの工務店は、あの奥さまがいるから仕事に繋がっているんだよ」と言います。でも社長は、経験、知識、技術力があって、設計者のわがままも、無理難題も聞いてくれるということも、私は知っています。
奥さまの写真を撮りたかったんだけど、イヤだと逃げちゃったのが残念。
写真があれば、いい記事になるのに、、、

私も一件、リフォームをお願いしたことがあります。コチラ≫
こちらのお施主さんも、本当にこちらの工務店にお願いして良かったと。本音で。
「いつでもオープンハウスとして使ってください」と言うほど、喜んでくれている。
最後は、私よりも、社長よりも、奥さまが一番信頼されていました。これマジです。
あ~この工務店とまた仕事がしたいな~と、栃木で設計できることを願う。

紹介して欲しい方には、紹介しますよ。でも着工は一年待ちですがね(笑)
大工は4人体制。一人あたり年間2棟なので、年間8棟しか受けられないそうです、、、

自社で設計はしません。設計段階から相談があっても、設計は全て設計事務所に振ります。
「設計施工一体よりも、絶対に設計と施工は分けて頼んだ方が良い」と笑顔で断言。
「だって、図面の書く量が全然違うんだもん」
「だって、ウチじゃあんな細かな図面書けないもん」
「自社の現場監理だと、どうしても監理がゆるくなっちゃうもん」と、、、
お付き合いしている設計事務所の監理は厳しいの?と尋ねると、
「みんな優しい人ばかりですよ」と、、、顔ひきつってるよ(笑)

設計事務所が、仕事を持ち込んでくれる。お客さんがお客さんを紹介してくれる。
社長は2代目。継ぐ前は、不動産屋さんに勤めていたので、土地探しも頼りになります。
最大の武器は、笑顔と人望の厚さ。そんな工務店です。

宇都宮で家建てるなら君島建築。
あ、言っちゃた、、、本音をいうと内緒にしたい、、、

根來宏典