奥行きを感じ、光差し込む玄関 @祐天寺の家 その5 | 築紡|根來宏典

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2016年1月21日(木)

奥行きを感じ、光差し込む玄関 @祐天寺の家 その5

玄関の様子です。

 

ブルーグレイの土間タイルが、ポーチから玄関の中まで貫入し、
雁行するように上框を上がり、廊下が奥まで伸びています。
その突き当たりは、書斎です。

 

上框の段差は、上り下りし易いように低く抑えています。
階段最下段に踊り場を設け、その下は引き出しとし、普段履きの下足入れに。
玄関に靴が散らからないようにするアイデアです。

 

その踊り場は、土間レベルから座って、

靴を脱ぎ履きする際のベンチとなる丁度良い高さ。
踊り場の真上にはダウンライト照明を設け、読んで字の如く、
スポットライトを浴びる舞台のような設えにしました。

 

延床面積は33坪と、そんなに大きな住宅ではありませんが、

玄関の広さは6帖あります。

 

左手の壁は、階段に沿って吹き抜けになっており、

象徴的な白い手づくりタイルが貼られています。

ハイサイドライトからは光が差し込み、

2階に上る際の気持ちを高揚させる空間構成としています。