住人の声 @A.GRANDE その7 | 築紡|根來宏典

築紡

築紡

loader
ブログ
ブログ

2015年11月27日(金)

住人の声 @A.GRANDE その7

雁行プランの共用廊下の突当りからの見返しの様子です。

 

夕景時は、住人の方々の帰宅時間。
撮影は通路に三脚を立て、帰宅の邪魔をしている訳ですから、すごく気を使います。
そんな中、帰宅した住人の奥さまからは「素敵なリフォームをありがとう。

主人がウチに帰ってきたら癒される」と言ってますよ~
と声を掛けてくれたりなんかして、、、こちらこそ癒される気持です。

 

オーナーからは、本人や住人の方々の感想を聞いていたのですが、
住人の方の生の声も聞けて良かったです。次のお仕事への活力を頂けました。
これでマンション共用部のリノベーション「A.GRANDE」の紹介は、お終いです。

 

 

以下、最後に余談です。

工事途中段階、オーナーはとても不安だったそうです。
天井に貼られた板を黒く塗った時は、失敗したと思ったそうです、、、

 

床に貼られた石は、オーナー好みでしたが、ちょっと地味だったかな?と思っていたところ、
住人の方に「これ、下地ですか?」と言われたのだとか、、、

わざわざ工事してまで、オートロックにしなくても良いのに、、、との話もあったそうです。

 

それが工事後半に急転。見る見る、その雰囲気の良さが伝わったそうです。工務店さんは「良し!」と思ったのだとか。
工務店さんと私とは感性が似ており、何かにつけ意気投合していました。
周りの反応を見ながら「大丈夫、大丈夫」と、ずっと耐えていたそうです。きっと良いものが出来ると信じて。

 

これまでバラバラに見えていたものが、終盤に入って全体が見え、
地味に見えていたものが、品を纏い、全体としての調和を感じたそうです。

 

管理人さんもテンションが上がり、植栽は全て管理人さんが植えました。
多才溢れる管理人さんで、昔、植木屋さんでアルバイトしていたそうです。

 

今では、住人の方も大喜びで、人を喜んで招いているそうです。
来客の方は、あまりの変わり映えに驚かれるそうです。
こちらのオーナーが「凄いな」と思ったのは、そんな不安を私に一切漏らさなかったこと。

 

マンションを上手く維持管理していくには、コンサルティング能力が必要です。
不動産コンサルは、私が信頼している東京の人間を紹介しました。
これまでもオーナーとして、色々な不動産屋さんと付き合ってきたそうですが、
「この人はモノが違う」と直ぐに分かったそうです。

 

ちなみに、こちらの工事をお願いした工務店さんも凄いです。
この近くのマンションの方から、ウチも改修してくれないか?と、3件ほどお話があったそうです。
でも「ウチは一見さんお断りです」と、お断りしたそう。男気に溢れています。

 

素晴らしい方々に恵まれました。工事前は空室もありましたが、今は全て満室だそうです。