根來宏典建築研究所

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2013年12月28日(土)

ゆったりと上がれるロフト @うなぎの寝床 その13

さて、いよいよ『うなぎの寝床』の紹介は、最終回。ロフトで締めくくります。

 

ロフトには、梯子ではなく、階段でゆったりと上がれます。

しかも半階分なのでラクチン。

 

ロフトの天井高さは、1.4m以下と建築基準法上で決まっていたり、
写真右手は、高度斜線の制限により壁が傾いていたり、
ロフトへの入り口を床を一段下げて2段構成としているのは、
ロフトへの出入りが窮屈になってしまうのを避ける工夫です。

 

半階下は、水廻りスペース。

3階の寝室と、中3階に設けられたトイレとの関係が近いので、
夜中に起きて、トイレに行く動線計画もコンパクトです。

 

ロフトに入る階段の踊り場(中4階)と、

中3階に入る階段の踊り場との高さ関係が絶妙で、
ストレス(頭をぶつけること)なく階段を上り下りできるギリギリの設定。

難しかった!

 

 

 

 

 

 

 

 

ロフトに上がって、見返った様子。
階段室越しに寝室、その向こうに吹抜け、すのこブリッジを渡ってルーフテラスが見通せます。ロフトの天井には、トップライトが設けられ、明るく、風通しの良い空間となりました。

 

都心に建てられた木造3階建ての戸建住宅です。
都心には、ミニ開発されたこのような狭小地が沢山あります。
土地の細分化については景観的議論もありますが、

若者が都心に住むということを考えれば、
土地の有効なストック活用であるとも言えます。
このような場所で豊かに暮らすには、それなりの工夫が必要です。