根來宏典建築研究所

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2013年12月27日(金)

見通しを大切に @うなぎの寝床 その12

3階の見通しの様子。

 

「うなぎの寝床」では、この『見通し』を大切に設計をしました。
建物間口3m強の細長い住宅です。
その個性的な敷地特性を活かし、奥行きのある内部構成となっております。

 

3階のルーフバルコニーから吹抜けを、すのこブリッジを渡った向こうには寝室、
その向こうには階段室、更にその向うにはロフトといった具合に見通せます。
床の広さ的には5畳ほどの小さな寝室ですが、
さまざまな空間単位全体が繋がり、空間的には24畳ほどの広さに感じます。

 

階段室に設けたハイサイドライト、ロフトに設けたトップライトが、
その奥行き感の演出に一役買っております。
ハイサイドライトやトップライトは、光を取り入れるだけでなく、
最上階に上がってくる夏の暖気を外に逃がす役割もあります。

 

左手壁面は、全面収納。狭小地に建つ住宅でありながら、収納量はタップリです。
この収納や間接照明の連続性も、空間の奥行き感を助長させております。

 

階段室の最下段(半地下)に設けた蓄熱暖房機(深夜電力)の暖気が、
家全体を暖めながら緩やかに上昇し、吹抜け上部の天井扇によって
2階のリビングダイニングに暖気を落とし、快適な温熱空間を実現しております。

 

 

 

 

吹抜け側同様、階段室側も引き戸で仕切ることができます。

素材はツインカーボ。
ツインカーボは、柔らかい光を透過することはモチロン、
中空構造となっているため、軽くて、強靭で、断熱・保温効果があるのも魅力です。

 

枕元になる、階段踊り場部分は、ちょっとした棚として活かしました。