この春先に、実家をリフォームしました。

築20年の住宅。「リフォームしませんか？」という業者が、よく来るようになったそうです。
「無料で見積もりしますよ」というのは理解できるのですが「無料で耐震診断しますよ」とかも。

両親も「無料なら、とりあえずね」という感じだったそうです。
そろそろメンテナンスを考えていたので、ちょうど良い頃合い。
新築した時の施工会社は、今は存在しません、、、相談する相手がなく、困っていたのだとか。

3社ほどが現地調査、提案書と予算書が出てきたので見て欲しいと。
その提案内容は各社バラバラで、うちの両親に判断が付くはずもありません。
耐震改修の得意な会社、シロアリ対策の得意な会社、言われたことのみ提案（全て別途）の会社。

今回のリフォームにあたって、私の職業柄、当然、相談してきます。
私が判断する限り、耐震改修もシロアリ対策も必要なさそうです。
もちろんした方が良いですが、現状と要望と予算を整理すると、必要ないかと。

リフォームといっても空間的な要望はなく、屋根と外壁、そして錆や汚れた鉄部の塗装のみ。
これも設計といえば設計なのですが、私の出番は「塗料」と「その価格」の妥当性の確認。

旧友が、施工会社の社長をしております。小学生の頃、白球を追いかけた仲。
ウチの父親も小学生のころから知っており、彼に頼んだ方が安心と。
私も、彼の母親には夏場プールに連れて行ってもらったりと可愛がってもらったものです。
正月早々、電話して相談したら、すぐに来てくれました。
ウチの両親は「お金やリフォーム内容は、とやくか言うつもりはないし、全て任せる」と。
それより「社長になって、頑張ってるんやな～、えらいな～」と嬉しそう。
その社長曰く「根來の親父は怖かったんで、再会するのにメチャメチャ緊張した」そうです（笑）

さて、そのリフォームの現場に、私は立ち会うこともなく、コトは進みました。
完了後、両親からの報告「ほんま良くしてくれたわ～」と。
見積を頂いた他社よりも安くしてくれたし、他社が別途と書かれていた項目も是正してくれたし、
それ以外に気づいてなかったところまで。
現場担当者に「お願いしていないところまでやってくれたので、追加料金払います」と言ったら、
「それは困ります。社長によ～く言われてますから」と。

その社長からは、恩着せがましい連絡は一切ありません。全ての報告は両親からのみ。
もちろん、私の方から御礼の電話はしました。
「新築時の施工会社は存在しないので、今後のメンテナンスも面倒を見てやってくれ」と。

あれ？！彼には甘えっぱなし。その名は『宮本工業』。詳しくは、コチラ≫

結局、リフォーム後の実家は、まだ見ていません。本当に、親不孝者です。。。