大江戸左官祭り その3 | 築紡|根來宏典

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2012年4月19日(木)

大江戸左官祭り その3


会場を彩る左官で出来た花入れカバー。

実は、これらオークションにて販売されております。
上の写真は「研ぎ出し仕上げ」の花入れカバー。最低落札価格15万円なり。
カナリア石(岡山県特産)の砕石を使った左官仕上げ。
薄く削った貝殻を嵌め込む螺鈿象嵌(らでんぞうがん)という技法も一部入ってます。

「土の洗い出し仕上げ」の花入れカバー。最低落札価格15万円なり。
洗い出しによる藁スサが豊かな左官の表情を醸し出しています。
穴の空いた部分(手掛け?)は、モルタル掻き落としにて強度補強している。

「洗い出し仕上げ」の一口かまど。最低落札価格30万円なり。
左官仕上げは、福岡の親方・荒木富士男さんが当日会場にて実演講習したもの。
キャスター付き。薪、炭、ガスが使えるそうです。

「伊勢磨き仕上げ」の二口かまど。最低落札価格60万円なり。
左官仕上げは、伊勢の西川和也さん+四日市の松木憲司さんの両親方が
会場にて実演講習したもの。

『榎本新吉流・光る泥団子教室』宝石のように光るピカピカ泥団子の作り方を伝授。
榎本さん(東京都文京区千石)は「現代大津磨き」という新たな技法を生み出した方で、
忍者左官こと小沼充さんの師匠ですね。
こちらは満員で参加できませんでした。盛況のようです。
土・日で計6回の枠があったのですが、最終枠で30名程のキャンセル待ちとか。

子どもも夢中です。

根來宏典